どちらが飼いやすい?オス犬とメス犬の特徴と飼う時のポイント

犬のしつけ/犬の気持ち

犬を飼う時、何を重視しますか?犬種、性格、大きさ、色など選ぶ基準は沢山あります。更に注目して頂きたいのは「性別」です。オス犬とメス犬では、お世話する上での違いがあります。犬それぞれの個人差があるのはもちろんですが、オスとメスとは同じ犬種であっても性格が大きく異なる場合があります。体格や運動量にも差があります。また、かかりやすい病気も異なるため注意する点も異なってきます。ここでは、オス犬とメス犬の性格の違いや飼い方について、比較しながらご紹介していきます。オス犬を飼うか?メス犬を飼うか?お悩みの方は、どちらがご自分の性格に合っているのか、是非参考になさって下さい。

オス犬とメス犬の違い

☆性格の違い

●オス犬
・明快活発で、分かりやすい性格をしています。
・縄張り意識が強いため、来客や外部の音に対して吠え癖が付く場合もあります。
・甘えん坊な性格の犬が多く、お留守番や1人ぼっちにされるなど寂しい状態を嫌がる場合が多いです。
・活発に動きまわり、運動や遊びが大好きな場合が多いです。しつけをする際には、遊びの一環で行うと積極的に覚えてくれます。
・犬の順位を表すためにマウンティング行動を取ろうとします。

●メス犬
・気が強くて、大人で落ち着いた性格です。マイペース、頑固、わがままな面を合わせ持っており、わかりにくい性格です。
・縄張り意識が弱い傾向にあります。

☆特徴と飼う時の注意点
●オス犬
・他の犬や幼い子供に攻撃的になる場合があるため、小さいお子様のいる家庭では注意が必要です。
・オス犬はオス犬には吠えますが、メス犬には吠えません。
・オス犬は散歩をすると、マーキングを沢山します。また、足を上げておしっこをします。
・オス犬に発情期はなく、メスの発情期に刺激され発情します。
・かかりやすい病気は、前立腺・肛門の病気などです。

●メス犬
・メス犬にだけ「ヒート」と呼ばれる発情期があります。生後4か月~12か月頃から年に2回生理があります。生理の時期は情緒不安定になり、突然問題行動を起こす場合があります。
・メス犬のかかりやすい病気は子宮・卵巣・乳腺の病気です。
・メス犬はオス犬・メス犬関係なく吠えます。
・オス犬に比べて、散歩の量は少なくて済みます。オス犬のような縄張り意識は低いので、ゆっくり散歩することができます。

☆オス犬とメス犬の共通点
かかりやすい病気に違いはありますが、病気のかかり易さには性別による違いはありません。
平均寿命は、オス犬の寿命は12歳、メス犬は11.9歳とほぼ同じなので、どちらが長寿ということはありません。
去勢や避妊手術を受けた場合の方が長生きします。

まとめ

オス犬とメス犬の性格や特徴の違いをご紹介しましたが、それぞれに良い点、面倒な点があります。一般的には、メス犬の方が性格がおとなしい場合が多く、ちいさな子供に攻撃的になる事もなく、縄張り意識も低いことから飼いやすいと言われています。
体を動かすことが好きな人は、沢山運動が必要なオス犬の方が向いていると言えます。
オス犬とメス犬の代表的な特徴を挙げましたが、犬種やその犬によって性格は異なります。育っていく環境によっても性格は大きく変わっていきます。広いお庭があり、毎日たっぷりと運動させてあげられる環境があるならば、オス犬が向いているかもしれません。忙しくてあまり運動をさせてあげられないという方には、メス犬がおすすめです。飼い主さんとの運命的な出会いがあるかもしれません。また、その犬の健康状態や好みなどを見て選ぶと良いでしょう。

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