犬種一覧|イングリッシュセッター

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イングリッシュセッターの特徴

大型犬としてはやや小ぶりのサイズで、絹のような美しい被毛の下に無駄のない筋肉に覆われた体があり、首を長く伸ばして頭を上げる姿が優雅な犬です。垂れ耳で、やや四角いマズル、頭部には明確なストップがあります。大股でゆったりと歩きますが、走り出せば風のように早く、獲物を見つけた時は静かに座り込んでしっぽを水平に振る姿が魅力的です。
標準的な体長はオス65~68cm、メス61~65cmとされています。

イングリッシュセッターの性格

人懐こく、子どもやほかの犬とも仲良くでき、穏やかでやさしい性格の犬です。
一方で現代でも実猟につかわれるだけの活発さやたくましさ、辛抱強さがあるため、運動不足では欲求不満になってしまいます。
ショータイプの系統は落ち着いた家庭犬向きの性格、猟犬などフィールドタイプの系統は猟欲が強く、活発さが前面に出た性格です。

イングリッシュセッターの毛色

キャンバスに絵の具をこぼして水玉ををばらまいたような、独特の「ベルトン・カラー」という柄が特徴です。
ブラック&ホワイト(ブルー・ベルトン)、オレンジ&ホワイト、レモン&ホワイト、レバー&ホワイトなど、ホワイトの入るカラーはベルトン模様が好ましいとされます。トライカラーはブラック&ホワイト(ブルー・ベルトン)&タン、レバー・ベルトン&タンとなります。

イングリッシュセッターの歴史

「セッター」という犬種名を聞けば、日本ではアイリッシュセッターを思い浮かべる人も少なくないかもしれませんが、欧米では単にセッターと言えばイングリッシュセッターを指すことが多いものです。イギリス・アメリカの両国で大変親しまれているイングリッシュセッターは、14世紀にスペインからイギリスに持ち込まれたスパニエルが起源と考えられています。
鳥猟犬として初期のスパニエルは、茂みに隠れた鳥を追い出したり、猟のために仕掛けられた網に追い込んだりする役割を果たしていました。
このスパニエルたちの中に、獲物を見つけるとその場に静かに座り込み、猟師に知らせようとする犬が現れたのです。この「座り込む」の英語である[set]が語源となって、セッティングスパニエルの名で呼ばれるようになりました。

15世紀に入ると、セッティングスパニエルたちはポインターやウォータースパニエル、スプリンガースパニエルなどと交配され、育種が進められました。
イングリッシュセッターの名が付いたのは、さらに時代が進んで19世紀のこと。
イギリス人ラヴェラック氏の熱心な繁殖によって、作出されたラヴェラック・セッターと、ラヴェラック氏の作ったセッターを基礎にルーエリン氏の手によって作出された猟能力の高いセッターの2つを統合する形で、初めて「イングリッシュセッター」という犬種名で呼ばれることとなりました。

なお、ルーエリン氏のセッターはイギリスからアメリカに多く輸入され、大変な人気となりました。イングリッシュセッターよりやや小ぶりで毛も短めのため、このタイプの愛好家の努力により「ルーエリン・セッター」という犬種名でAKCアメリカンケネルクラブにも登録されています。
日本に入ってきたのは明治時代でしたが、優秀な猟犬として猟師たちに歓迎され、現在もたくさんのイングリッシュセッターが現役の猟犬として働いています。

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