チワワをお手入れする際、最も困難なのが肛門腺絞りですよね。
この記事では肛門腺絞りのコツをお教えいたします!
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そもそも肛門腺って?
肛門腺と肛門嚢について
肛門の左右に臭腺があり、袋になっています。
その中にクサいにおいの分泌物が入っていて、臭腺から続く管が肛門括約筋の左右につながっており、開いているので肛門を左右からグイッと両方を押すと脂みたいなの貯留物が出てきます。
この分泌物を『肛門腺』や『肛門嚢』と呼んでいます。
また分泌物の量や色は、多量だったり少量だけだったり形状もドロドロやサラサラだったり、様々な色があったり、ニオイも犬種によって大きく異なります。
ちなみにスカンクは、敵に襲われたりしたら臭いにおいの液体を出して戦う戦法が有名ですよね。
肛門腺絞りって不安なのですが・・・
初心者に肛門腺絞りはできるの?
はじめてチワワを飼ってみて初めての肛門絞りで不安がある中、恐い感情にかられつつ手探りで肛門腺絞りをしている飼い主さんも多いですよね。
ですが一度コツを掴むと次からは出来る様になります。肛門絞りをする際に、液が周りに飛び散ってしまう恐れがあるので、お風呂で洗う前に絞るのが、シャンプーと一緒に流せるのが個人的に一番いい方法だと思います。
しかし、高齢犬などはシャンプーが負担になってしまうので、その時には肛門の上に何かいらない布を被せてなるべく飛び散らせないようにしましょう。
肛門腺絞りのコツって?
チワワのお尻の穴を斜め左下と斜め右下の部分を親指と人差し指を使って、下から押し上げるように肛門に向かって絞ってあげましょう。
力み過ぎてしまうと痛がってしまいかわいそうなので、下からゆっくり袋を軽く押し上げるとうまくいくでしょう。
しかし、一向に出ないからといってしつこくなってしまうと、肛門嚢を傷めたりして、チワワも嫌がってしまいますので、その時は次の機会にしましょう。
また溜まっていない場合もあるのでそこは見極められるまで時間がかかるかもしれません。
うまくいった際には、分泌物の色や形に注視しましょう。
肛門腺を溜めていると・・・
肛門絞りを怠ってしまうと肛門腺が詰まって出なくなってしまいます。
また詰まって出なくなる原因の1つは肥満ですが、下痢が続いたときや、温度の変化や歳をとってあまり動かなくなると詰まりやすくなってしまうようですので気を付けましょう。
大きな犬は、自分で便をする時に肛門腺を一緒に排泄することが出来る子もいますが、チワワみたいな小型犬には、肛門腺を絞り出して排泄する力を持っていないので、飼い主がちゃんと絞り出してあげなければいけません。
しかし、肛門腺が思うように出ないで、たまり続けてしまうと、化膿しやすくなってしまいさらに悪化してしまうと手術が必要になることもあるので注意が必要です。
細菌の繁殖で炎症を起こし、「肛門嚢炎」になってしまいます。この病気になってしまうと、肛門周辺が赤く腫れ出血したり、うんちをする際に痛くて鳴いてしまったり、お尻をこすりながら歩いたりするようになりとても可哀想です。
また、症状が悪化すると肛門嚢が裂けてしまう場合もあるので、異変に気付いたらすぐに病院に行くことをおすすめします。
チワワの肛門腺絞りをしつこくにやってしまったり、溜めてしまったりしてしまうと病気になってしまうほどデリケートなゾーンなので飼い主も注意してやっていかなければなりません。
チワワのおしりについてのまとめ
チワワはとても小型な犬種のため、肛門線絞りがとても重要になります。
病気を予防するためには月に一回が目安とされていますので定期的にやっていきましょう。
また難しいと感じた場合には、ペットサロンの店員さんや動物病院などに相談するのもいいかもしれません。
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