ヨークシャーテリアの老犬の特徴や注意点

犬の健康/犬の美容

元気に見える愛犬でもある一定の年齢を過ぎると、見た目だけでは分からない様々な変化が表れます。一般的に小型犬は7歳を過ぎる頃からシニア期に入り、11歳頃から老犬と言われていますが、ヨーキーもこれに該当します。

13歳~16歳が平均寿命と言われているので比較的長寿の小型犬です。

愛らしい見た目から、あまり衰えに気が付かない場合もありますが、加齢により着実に身体に変化が起きています。

老化が目に見える前から年齢に応じたケアを心掛けましょう。それでは今回は、ヨーキーの老犬の特徴や注意点についてご紹介します。

ヨークシャーテリアの老犬の飼い方

ヨークシャーテリアの老犬の飼い方についてご説明しましょう。

ご紹介する5つのポイントをしっかりとおさえてください。

〇ヨークシャーテリアが老犬になると・・・

シニア期に入る歳になると

活発だったヨーキーの毛ツヤがなくなったり、足腰が弱くなり動きが鈍くなったり

今までのようにはしゃいだりする事が減り、どこか落ち着いた様子で過ごすようになります。

その他にも様々な身体の機能が低下し、その結果病気を引き起こしやすくなります。

スキンシップを多く取り、小まめなブラッシングなどをすることが、小さな変化に気付くことに繋がりますので欠かさずに行いましょう。

○過ごしやすい環境を作る

元々足腰の強くないヨーキーですが、老犬になると更に骨や関節も弱くなります。

床が滑りやすいと骨折の危険はもちろん歩き難さによるストレスも出てきます。

カーペットや専用マットを敷き、歩きやすく整えましょう。最近ではコルクマットを敷き詰める愛犬家も増えているようです。

また、今まで軽々しく登っていた階段やソファーなどを自力で登るのが大変になってくるかと思います。

登る時や登った後などに階段やソファーの段差で怪我をしないようになるべくそばに居て見守ってあげるようにしましょう。

床の他にも、部屋で過ごす時間が多くなりますので、なるべく清潔に保ち、空調や家具の配置にも気を配り、通路を広くしたりあまり物を置かないようにする、机の角などに安全カバーをするなどして安全かつ自然に過ごせるように心がけましょう。

○体調管理をしっかり行う

毎日の運動やケアを欠かさないことも大事なスキンシップとなります。

小型犬の場合、室内の運動で事足りることも多いですが、元々活発な気質なので少しの時間で良いので外に散歩に行くことで、気分転換や肥満防止に繋がります。

また、お散歩の際には首輪よりハーネスを使ってあげるようにしましょう。
一つ一つの行動が変わってきますので今までの負担をなるべく少なくしてあげましょう。

ブラッシングやケアも毎日行い、毛量や皮膚の状態をチェックすることも体調管理になります。

早めに病気や体調不良に気付き、対処することが大切です。

○シニア用ペットフードに変える

食事の様子も愛犬の健康状態を知るためには重要です。

食欲はあるか、食べ難そうにしてはいないかなど、観察してみて下さい。

そして、しかるべき年齢になったら、シニア用の食事に徐々に移行しましょう。

シニア用ペットフードにはその時期に必要な栄養素がきちんと入っているので愛犬の健康のためにはなくてはないものです。

老犬のヨーキーは消化器官が弱くなることが多いので、食欲がないと感じたらペットフードの硬さなどにも注意してあげてください。

また、食べる量だけでなく、飲料などにも気をつけましょう。
飲む量が、少ないと脱水症状などを引き起こしてしまうので必ず水分が補給できるように対処してあげましょう。

○定期検診を欠かさない

定期健診は1年に1回が一般的かと思われますが、老犬の場合は非常に病気に掛かりやすいので、少なくとも半年に1回、不安定な体調が続いている場合は3ヵ月に1回は定期健診を受けさせてください。

ヨークシャテリアは基本、活発な子が多いのですが歳を重ねる毎にその活発さが無くなってきます、階段やソファーを自力で登れない、動きにキレがない、ご飯を残してしまう、名前を呼んでも反応しないなど少しでも違和感を感じたら専門のプロに見てもらいましょう。

老化だけでなく、なにかしらの病気かもしれませんので、老犬に限ったことではないですが、病気は早期発見が大事です。

定期健診の時期でなくとも、少しでも元気がないと感じたらなるべく早く動物病院を受診しましょう。

まとめ

ヨークシャーテリアは様々な犬種の中でもかなり小さい犬種ですので、元々骨や関節が強くありません。

その為、骨折や関節周りの怪我が多いので、注意してあげて下さいね。

運動は健康管理としてとても大事ですが、室内の階段などの段差はもちろん、散歩時も長時間アスファルトを歩かせるのもあまりお勧め出来ません。

なるべく足に負担の掛からない芝生の上を歩かせてあげるなど一つ一つの行動に優しさを持つようにしましょう。

老犬は怪我やストレスによっても体調悪化してしまうこともあるので、注意してくださいね。

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