寒い冬には、温かいこたつにはいってみかんを食べるというご家庭も多いのではないでしょうか?昭和の冬の定番スタイルでした。「こたつ」と共に連想する動物といえばネコという方も多いでしょう。逆に犬は、外で走り回るというイメージですが実は現実はそうでもありません。昔は、犬は家の外で飼うことが一般的でしたが、最近ペットとして人気の高い小型犬は寒さに弱い場合が多く、寒い冬にはあまり外に出たがりません。特に原産国が温かい国である犬種は冬が苦手です。日本の冬の寒さに対応できないため、お散歩に出る時には洋服を着せる必要がある犬種もいます。寒い外で元気に走り回るよりも、温かい部屋でこたつにもぐっていたいのです。そもそも犬は、こたつに入っても問題はないのでしょうか?体に何か悪い影響を与えることは無いのでしょうか?
犬がこたつに入るときの注意点
☆全身をこたつに入れない
犬がこたつに入るときには、全身が入らないように注意して下さい。こたつは遠赤外線の輻射熱を利用しています。犬が長時間、こたつの中に全身を入れていると体の内部まで温められてしまい、軽い熱中症や脱水症状を起こしてしまう危険性があります。こたつに入るときには、必ず上半身はこたつの外に出すようにしましょう。
☆こたつの温度
犬が温まりすぎないように、温度に気をつけましょう。犬が入るときには、温度設定は弱にしたりこたつの反対側のこたつぶとんをめくるなどして、外からの空気が入るようにして下さい。
☆乾燥に注意する
こたつの中は、常に乾燥した状態です。犬は全身が毛に覆われているため乾燥しやすい体質です。空気が乾燥した状態に長くいると、乾燥肌になる可能性が高くなります。乾燥肌になると抜け毛が増えるなどの症状が出ます。乾燥肌の症状が出てしまう前に、乾燥予防のシャンプーを使うことをおすすめします。
犬用の保湿クリームを使うのも良いでしょう。
また、乾燥は肌だけでなく呼吸器系疾患のリスクが増えたり、粘膜が乾燥することで目ヤニや風邪の原因にもなります。長時間こたつに入るのは辞めましょう。
☆感電に注意する
もしも、犬がこたつの電気コードを噛み切ってしまったら、感電して口の中をやけどしてしまう可能性があります。愛犬が電気コードを噛んで感電しないように予め予防策を講じる必要があります。最も良い方法は、コードを噛まないようにしつける事です。こたつを出している時期に飼い主が外出をして、犬が留守番をしなければならない時には必ず電源を抜いておくように気をつけましょう。
まとめ
犬は絶対にこたつに入ってはいけないという事はありませんが、乾燥や熱中症などのリスクがあるため、出来るだけ入らないほうがいいでしょう。出来れば、エアコンなどのほかの暖房器具を使用することをおすすめします。特に小型犬は体温調節が苦手な犬種も多いため、冬場の部屋の温度調節には気をつける必要があります。エアコンは部屋が乾燥しますし、床暖房はこたつ同様に乾燥や熱中症の危険性があります。ファンヒーターや石油ストーブはやけどの恐れがあるため、ケージなどで囲むと良いでしょう。暖房器具を使う季節には、時々部屋の窓やドアを開けて空気の入れ替えをしたり、加湿器などを使って肌の乾燥を防ぐ必要があります。こたつは暖かく快適な暖房器具ですが、犬の健康のためには細心の注意を払いましょう。小型犬は温まりすぎるのもよくないので、涼しい場所も作るようにして下さい。
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