パグの性格や飼い方について パグが長年愛されている理由とは?

犬種について/犬の毛色

小型犬種として大変人気が高く、安定して上位にいるパグちゃん。

今回は世界中で大人気のパグについて、その性格や体質、また飼う上での注意しなければいけない事について紹介していきます。

まだパグを飼ったことがない。

パグってどんな犬種?

と迷っている方は、是非ご覧になっていってくださいね。

パグってどんな犬種? パグの歴史について

紀元前400頃にチベットの仏教僧に可愛がられていた犬がパグの祖先だと言われています。

ですがその詳しい詳細や内容については未だに分かっておらず、今尚謎に包まれている犬です。

仏教僧によって中国に渡るとしわの模様が「皇」に見える事から「皇の印」と呼ばれ皇室の方々に愛されていきます。

その後は皇族だけでなく様々な人に愛されていきます。

それかれしばらしくして16世紀に入ると東印度会社によって初めてオランダ(ヨーロッパ)に持ち込まれました。

オランダでは当時、キング・チャールズ・スパニエルという犬が人気となっていましたが、その愛らしい見た目からパグもその犬と並び瞬く間に愛されていきました。

この頃になるとその人気はオランダだけでなくイギリスやフランスなどに広がっていき、フランスではあのナポレオンの妻であるジョゼフィーヌが可愛がるなどヨーロッパ中にその魅力が伝わっていきます。

ヨーロッパ中に広まったパグ、この頃になると貴族や王族だけでなく一般家庭の人々からも人気をあつめていきます。

やがてアメリカにも知れ渡った事で1885年に犬種登録され、世界中にパグの存在がしれ渡りました。

日本には戦後以降に持ち込まれたとなっていますが明治時代の記録にパグの説明に関しての内容が記載されている事から実はもっと前から入っていたかもしれません。

当時のパグはマズルや体格がしっかりしていたとされていて愛玩用に何度も交配した事によって現在のような容姿のパグになりました。

パグの名前の由来は?

また、パグの名前の由来は色々あります。

ラテン語でこぶしと言う意味をもつパグナスや、中国語でいびきをかいて眠る王様という意味をもつパー・クゥなど他にも様々存在します。

パグの性格は?

【明るく陽気者】

基本的に明るく楽しいこと好きで、陽気な性格をしているので家では良いムードメーカや癒しになってくれるはずです。

【友好的で愛嬌がある】

とても穏やかで人懐っこく素直な性格をしています。

些細な事でも褒められたりすると満面の笑みで喜び「また褒められたい」と思い、行動するなど典型的な褒めると伸びるタイプとも言われています。

パグはとても表情豊かで愛嬌に溢れています。満面の笑みを浮かべて表現するので癒しの存在となってくれる事でしょう。

【独立心旺盛で頑固な一面も】

上記でも紹介した通り明るい性格をしているパグですが実はその反面、独立心旺盛で頑固な一面も持ち合わせています。

それ故に穏やかなので吠えたりする事は少ないですが、しつけの際には少し苦労してしまうでしょう。

パグの毛色とは?

パグの毛色はフォーン、ブラック、アプリコット、シルバー(希少色)の4種類存在していて、日本で良く見られる色はフォーンやブラックとなっています。

【フォーン】

薄い茶色っぽい色で目や鼻、口、耳と言った箇所が濃くなっているのが特徴の一つです。

映画やドラマなどで使われているパグはこの色で馴染みやすい定番色と言われています。

【ブラック】

全身が黒っぽいこの色は熱を吸収しやすいので夏場での体調管理、温度管理がとても重要になっています。

日本でも見かけやすい色ですが、交配がやや難しいのでレアカラーと言われています。

【アプリコット】

トイプードルなどで人気のアプリコット色!現在はあまり見かける事がなくなりましたが、以前は日本でも人気色となっていました。

【シルバー】

レア色や希少色とも言われる色で太陽などの光に照らしてみると反射によってつやつやとした光沢のある色になっております。

日本では滅多に見かけられず、海外でもブリーダーやペットショップの方々によって交配していますがその難しさから希少色言われています。

パグの体質とは?

【肥満になりやすい】

パグは肥満率の割合が全犬種の中でも非常に高く、少しでも運動を疎かにしてしまうとすぐに肥満体質となってしまいます。

元々、筋肉質ではありますが可愛いからといってご飯やおやつを沢山、与え過ぎないように心がけましょう。

【皮膚アレルギーにかかりやすいやすい】

パグは短毛な事からアレルギー性の皮膚炎などの皮膚病にかかりやすく定期的なケアと管理が必要となっています。

もちろん、遺伝で受け継ぐ場合もありますが普段から食事や運動、ケアと言った事を気おつける事によって、このような皮膚トラベルを減らしていきましょう。

パグを飼うにあたっての注意すべき所とは?

【体温管理をしっかり行いましょう】

パグは比較的小型で被毛がシングルコートで覆われている事から体温管理があまり得意ではありません。

夏は暑さによって脱水症状や皮膚炎など症状を発症させる場合があり、冬だと寒さによって心臓への負担や風邪をひいてしまう場合があります。

愛玩犬として交配されてきた為、夏ではクーラー、冬では暖房やお洋服などで過ごしやすい温度を調整し育てる様にしましょう。

【目が大きく、怪我をしやすいので散歩の際には注意する】

パグの魅力の一つでもある大きな目ですが大きいが故に傷つきやすいので注意が必要です。

特にお散歩などで外に行く際には草むらには入らない様にしましょう。草や枝などで目が汚れたり傷ついたりしてしまう恐れがあります。

また、汚れや傷ついてしまわれた場合でも焦らずに近くの病院に行き、見てもらうようにしましょう。

【顔のしわの間は清潔に保ちましょう】

パグの特徴的な部分の一つでもある顔のしわですがご飯やおやつの際の食べカスや大気中の汚れなどが溜まり易く、また汗などで蒸れる事によって菌などが繁殖し皮膚の病気やにおいの原因になってしまう恐れがあります。

その為、パグのしわはこまめなケアとチェックを行い清潔に保つように心がけましょう。

【ブラッシングなどで抜け毛対策をしてあげましょう】

パグは短毛ですが抜け毛が多い為、皮膚の病気にかかりやすい傾向にあります。

夏場になると温度や湿度が上がる事によって乾燥で皮膚が荒れやすくなるので定期的な水浴びなどで乾燥を防ぎ、被毛はブッラシングをする事によって少しでも体温調節をしやすくしましょう。

しつけについて

【習慣を身に付けましょう】

穏やかで人懐っこく比較的には飼いやすい傾向にある犬ですが頑固な一面を持ち合わせているので、幼い頃からしっかりとした情報や習慣を覚えさせるようにしましょう。

大人になってから習慣を直すのは人間と同じで非常に困難になります。

【噛む力の強弱を教えましょう】

パグは噛む力がとても強くじゃれ合いなどでも物を壊す、怪我をするといった事があり得ますが、

ただ噛むと言うのは本能によるものもあるので、パグ自身に加減を覚えさせる必要があります。

甘噛みなどで物や人に噛む際には今後の事を思いしつけるようにしましょう。

【トイレを覚えさせる】

排便、排尿という行為はどうしても避けては通れない道となっています。

お散歩など、外で行う分にはまだ良いのですが家の中でしてしまうと衛星面的に良くないのと飼い主さんがその都度、掃除をしなくてはいけません。

この事からトイレのしつけは室内犬として覚えさせる必要があります。

始めの際には何度か失敗してしまうかと思います。

ですが初めから完璧な犬なんていません、地道に少しずつ教えていきましょう。しっかりと出来た際には褒めてあげることも大切です。

パグの性格や注意点などをご紹介しましたが、パグは見た目の愛らしさだけでなく非常に飼い主を思って行動してくれる犬です。きっとあなたを癒してくれる存在になってくれることでしょう。

もしこれからパグを飼おうと考えている方にこの記事を読んで頂き、飼うきっかけになってくれたら幸いです。

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