捨て犬と殺処分されてしまう現実とは

犬のしつけ/犬の気持ち

愛犬を生涯可愛がっていただくためにも、動物殺処分の現状についてのお話しになります。

犬や猫の殺処分は年々減ってきてはいるものの、それでもまだまだ0では無いのが現状です。

飼い始めたはいいものの、色々な理由で飼えなくなってしまったり手放したり、残酷ですが捨ててしまう人もいます。

犬は飼い主さんを信じています。

責任を持ってカワイイ愛犬と日々の生活を楽しんでください。

今回は犬の殺処分や背景についてです。

年間の犬の殺処分の数は?

皆さんは年間どのくらいの犬達が人の手によって処分されているかご存知でしょうか?
保健所や動物愛護センターなどに保護収容されている犬たちは沢山います。

平成29年度の全国統計によると、殺処分された犬は8,362頭でした。(環境省自然環境局)

10年前は98,556頭というデータがありますから、現在と比べるとかなり減っています。
その背景には、保護団体やNPOの方々や多くボランティアの人々の協力によって多くの命が救われています。

殺処分の方法は?

環境省の情報によると、殺処分の方法は3つの方法を処分する頭数や各個体の特性等に応じて使い分けているとのことです。

  • 経口投与麻酔薬
  • 注射用麻酔薬
  • 炭酸ガス

頭数が多い場合は炭酸ガスが使用されるようですが、わんちゃんは苦しみながら亡くなるようです。

なぜ殺処分をするのか?

犬を処分せざるを得ない理由には、おそらく狂犬病予防法にあるのではないでしょうか?

狂犬病予防法は1950年に施行 されておりその時代背景もあると思います。

狂犬病については次の記事で詳しくご紹介したいと思います。

保健所の方々の気持ちは?

元大分県の保健所で犬の殺処分に関わっていた方が書かれた記事があります。

「金曜日の朝、どうかしっぽを振らないでくれ」〜保健所の現場から〜

その中にあるこの一文です。

とても辛い内容が綴られており筆者は涙が堪えられませんでした。

そこには保健所に連れてこられた犬達を可愛がり、その後殺処分を迎えた時も犬はしっぽを振りながら職員に歩み寄ってくると言う状況が書かれていました。

ご興味のある方はどうぞお読みください。

「金曜日の朝、どうかしっぽを振らないでくれ」〜保健所の現場から〜

犬達の今後はどうなるのか?

現在は多くの人達の手で命が繋がれています。殺処分0の時代は間も無くやってくるでしょう。

人間と動物の共生を考え、殺処分0からその先へということを考えているだんたいもあるようです。

この人と動物の共生センターの取り組みの1つに、過剰犬猫問題蛇口モデル図というものがあります。

簡単言うと、保健所へ行く前、殺処分される前に対策を練り実行すると言うものです。

具体的な方法についても書いてありますのでご興味のある方はご覧になってみてください。

「金曜日の朝、どうかしっぽを振らないでくれ」〜保健所の現場から〜

今現在はまだ、犬やその他の動物達が人間の都合により死を遂げています。

そう考えると、生き物全般食べられなくなってしまいそうですが。

辛いことからつい目をそらして明るい方を見ようとする動きは、人間としてごく普通の反射だと思いますし、辛い方ばかり見ていても良いことは起こりません。

私達は問題を見つけたので、解決することができるでしょう。

一人一人ができることをしていきたいものです。

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