くしゃみを頻繁にしたり嘔吐を繰り返したり、人間が風邪を引いたり病気になるように犬も同じく風邪を引いたり病気になったりします。
人間は人間同士、犬は犬としかコミュニケーションを取ることが出来ません。
家族の一員である愛犬がもし体調を崩していても、はっきりとどこが悪いのかは獣医でもない限りわからなですよね?
今回は、症状で判断する犬の病気や体の不調についてとその対処の仕方の記事になります。
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犬がなりやすい病気
症状と対処法
症状ごとに対処の仕方や病気について紹介いたします。
【ヨダレがよく出る】
お腹が空いている時に食事を目の前に出すとヨダレを垂らすことよくありますが、あまりにも多く垂らしている場合は何かの病気にかかっている可能性もあります。
・熱中症→温度が高温の場所に居続けると高熱になることがあります。40度を超えた状態が続くと内臓などがやられてしまいます。
体を冷やせる場所を用意したり、常に水分補給できる環境を用意して起きましょう。
・口内炎→口腔内に炎症を起こすと食欲が減ったりぐったりしてヨダレが多く出ることがあります。
・歯の病気→歯肉や歯を支える骨に炎症を起こし、細菌が増えて歯が抜けたりヨダレの量が多くなったりします。
口腔内や歯の周りが原因と考えられる場合は、症状が進行している場合もあるのですぐに動物病院に連れて行ってあげましょう。
【嘔吐する】
犬が吐いてしまうことは以外とよくあるのですが、あまりにも繰り返したりするなら何か原因があるかもしれません。
・腸疾患→細菌やウィルスによる感染性のもの、腸内が何かの理由で炎症を起こして吐いてしまったりもします。
繰り返さなければ静かに休める場所に連れて行ってあげましょう。もし、繰り返すようなら病院へ連れて行って下さい。
・食物アレルギー→何か犬が食べてはいけないものを食べてしまったりするとアレルギー反応を起こす可能性があります。
吐く回数に関係なく、食べ物を与えて吐いてしまったらまず病院に連れて行って検査をしてもらって下さい。
吐いたものが喉に詰まってしまうと呼吸ができなくなってしまうこともあります。
嘔吐は色々な病気の前兆としても起こります。少し注意して様子をみてあげて下さい。
【下痢】
犬が下痢をしている時は何らかの理由で便に水分が多くなっていることが考えられます。
・腫瘍→リンパ腫や炎症性のポリープなどがあります。なんども下痢をしたり出血があるような便なら1度病院で相談して下さい。
・ストレス→引越しや家族が増えたり、急に環境が変わったりすると犬はストレスを感じて嘔吐してしまうことがあります。
少しずつ環境にワンちゃんが慣れていけるように飼い主さんは配慮してあげて下さい。
犬は人間が思っているよりもストレスを感じやすい生き物だということを忘れないようにしてください。
・出血性腸炎→原因は色々あると言われているのですが、腸粘膜への過剰な免疫反応が原因の一つと言われています。
嘔吐や出血性の下痢を起こして、最悪の場合重篤な症状に陥ってしまうことがあります。
早めにかかりつけのお医者さんにかかるようにして下さい。
【痙攣を起こす】
稀に犬が散歩や遊んだ後に痙攣を起こしたりするのですが、これは割とよくあることです。ですが、突然痙攣したり長く続いたりしたら1度病院へ連れて行って下さい。
・低血糖→血中の糖がが減少すると痙攣の症状が現れたりします。
・脳腫瘍→脳に腫瘍ができると痙攣などの症状が出ることがあります。
・てんかん→人間でもあるてんかん発作は犬にもあります。脳の機能に異常をきたす病気で、たくさんヨダレが出たり硬直したりします。
対処法としては、たまにある痙攣ならそのまま静観でもいいのですがなんどもあったり様子がおかしいようならすぐに病院に連れて行きましょう。
【血尿が出る】
オスの犬で血尿があった場合は何かの病気かどこか怪我をしている可能性があります。メスの犬の場合は発情出血の場合があります。
・発情出血→メスの発情出血は陰部からの出血で尿に血液が混じることがあります。これは生理的なことなので問題はありません。
大型犬の場合は血の量が多い場合があるので、オムツを履かせるなどして対応して下さい。
・結石→泌尿器周辺に結石ができると出血する可能性があります。
・膀胱炎→細菌感染や結石が原因で膀胱の粘膜に炎症が起きる病気です。対象法は細菌に効果のある薬を使用します。
血尿はどんな場合でも泌尿器に何か問題が起こっているので、早めにお医者さんに見せるようにしてください。
【足を引きずる】
犬が足を引きずることで考えられる原因はいくつかあります。
・腫瘍→脳や体の一部に腫瘍ができることで神経が冒され足を引きずる症状が出ます。
・筋肉や足の痛み→何かの原因で足を痛めたりすると引きずることもあるので、飼い主さんはよく状態を見て下さい。
・脊髄の損傷→椎間板ヘルニアや外傷により神経が傷つき痛みを伴うので、ふらついたり足を引きずる仕草を見せることがあります。
椎間板ヘルニアの場合は病院で薬の内服による治療、悪化している場合は外科的な処置が必要になります。
足を引きずるということは、何かしらの病気の可能性があるので早いうちに病院での診察をオススメします。
今回の記事であげた病状や対応の仕方は一部になります。
上にある病気や症状以外にもたくさんあるのですが、主に考えられる病気に対する対処の仕方などを書きました。
飼い主さんが何か気になる症状があれば自分で判断して解決せずに、病院に行って診察をしてもらって下さい。
早期発見に越したことはないので、早めの対応が大切になります。
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