今年もジメジメとした嫌な季節なやってきましたね。
梅雨は人間にとってもそうですが、ワンちゃんにとってもかなり過ごしにくい、嫌な季節ですよね。
一説によると、犬と人間では体感温度の差が17度も違うといいます。
今回は犬の夏バテや、熱中症になった時、愛犬の様子がいつもと違う時などの対処法などのお話です。
犬の夏バテによる症状
梅雨に入り、もうすぐ夏がやってきますね!
私たち人間にとっても暑くて汗もかくし、梅雨は嫌な時期でもあります。
犬たちにとっても同じです。
特に被毛がある程度長い犬種は人間よりも体感温度が高いので、梅雨から9月の終わりくらいまではかなり暑く感じているはずです。
人間との体感温度の差は約17度くらいなんです。。
食欲が落ちたり元気がなくなるのもわかりますよね。
そしてもう一つ、人間には汗をかく汗腺が身体中にありますが、犬にはほとんどありません。
なので、発汗による体温調節がとてもしづらいと言う弱点もあります。
特に暑い季節、寒い季節は愛犬が快適に暮らせるように飼い主がしっかり温度管理をしなければなりません。
犬が夏バテによる症状はどんなものがあるのか、見ていきましょう。
- 食欲の減退
- 普段はあまりないのに嘔吐するようになった
- いつもと比べてグッタリしている
- フローリングなどで寝そべっていることが多くなった
- 水をよく飲む
最近愛犬にこんな症状がよく見られたりしていませんか?
もしこのような状態がいつもより多く見られる場合は、夏バテの可能性があります。
舌を出して暑がっていたり、元気がないときは、冷房を調節したりこまめに飲み水を変えてあげましょう。
冷たい新鮮な水を飲めることも、犬の暑さ対策で有効な方法です。
他にもクールダウンする方法として、犬用のアイスクリームやシャーベットをあげてみるのも効果的です。
ワンちゃん用のマットに冷感シーツなどを引くのも体温を下げてあげるのに取り入れると良いでしょう。
犬が夏バテを起こす原因は?
ではなぜ、犬も人間と同様夏バテを起こすのか知っていますか?
それは、被毛と汗に関係があります。
犬は犬種によって長さが異なりますが、体を被毛という毛で覆われていますよね。
冬は、寒さからある程度は体を温めてくれるけど、夏になると多少生え変わりで抜けたとしても暑いはずです。
この記事の上の方でも書いたように、人間と犬とでは体感温度差が17度も違うと言われています。
これだけ差があると、確かに夏は人間よりもはるかに暑く感じているのではないでしょうか。
季節による生え変わり、抜け毛が少ない犬種は特に夏が苦手で散歩にもあまり行きたがらなかったりしますよね。
いつもよりも舌を出して呼吸していたりしませんか?
被毛が温度を体の内側に閉じ込めてしまっていることが1つの理由となります。
もう一つは、汗です。
犬は人間と違い汗腺が非常に少ないです。
人間は身体中に汗をかく器官、汗腺がありますが、犬にはほとんどありません。
被毛にも覆われていて、発汗による体温調節もできないので熱が体の内側にこもってしまい、夏バテの原因となってしまいます。
犬の夏バテ対処法
愛犬が夏バテせずなるべく快適に暑い季節を過ごすためにはどうすればいいか考えていきましょう。
温度と湿度を意識する
特に梅雨の時期から9月いっぱいくらいの間は暑さが続くので、温度や湿度の管理を気にしてあげてください。
温度でいうと20〜25度くらいが適温と言われているので、飼っている愛犬の被毛の種類なども考慮して設定しましょう。
また、出かけるときはエアコンのタイマー機能などを使って、暑くなる日中から涼しくなる夕方には消えるように設定するのもオススメです。
寒い空気は下にたまりやすいので、ワンちゃんが冷えすぎないように心がけることも大切です。
普段の食事に水分をプラスする
普段愛犬に与えている食事がドライフードの場合は、少し水分を足すことで柔らかくなります。
匂いだちも増すので、食欲の増進にも繋がり食事からくる体力の低下も防げます。
とにかく、水分をとってもらうということが大切です。
また、いつもの食事に少しだけ愛犬の好きなものを混ぜてあげるのもオススメですよ!
犬が食べられる果物や野菜、チキンなどを少量入れてあげるだけでも食欲の促進につながります。
夏バテ対策グッズを活用する
もう一つの方法は、ワンちゃん用の夏バテ対策グッズを使うのも効果的です。
いくら外が暑いからといって、全く外に出さないというわけにはいかないですよね?
犬もストレスが溜まってしまうし、運動不足になってしまいます。
犬種によっては1日に2〜3回お散歩に出なくてはいけないワンちゃんもいるので、夏は必然的に暑い中外に出ることになりますよね?
そんな時は、暑い季節に外でも愛犬に使える夏バテ防止グッズがオススメですよ!
【冷感素材でできた洋服】
体内に溜まった熱を外に逃がしてくれる熱吸収素材で出来ていたり、冷感マットのようなヒンヤリする素材で出来ているものもあります。
夏のお散歩時にはこういったものを使うと、ワンちゃんも快適ですよね。
外ではこまめに水分を与えるようにしてあげてください。
犬の体調が悪そうな時は無理に外出せず、お家でゆっくり休むようにしましょう。
【冷感マット・アルミ製冷感シート】
こちらは普段ワンちゃんが使っているマットや床に敷いておけば、冷感繊維やアルミが体を冷やしてくれる仕組みです。
冷房などで温度や湿度を管理しつつ、こういったアイテムも併用するのがオススメです。
これから本格的に暑い夏がやってきますが、ワンちゃんは人間以上に暑さに敏感な生き物です。
愛犬の体調管理は飼い主さんしかできないので、こまめに気遣うようにして一緒に暑い夏を楽しみましょう!
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