概要:飼い主にとって犬の「無駄吠え」は誰もが悩みますよね。家に来た時に吠えて、散歩中に通り過ぎる犬にも吠えて、よくわからないタイミングで吠える犬もいます。相手に迷惑になってしまいますし、何とかしたいですよね。この記事では吠える犬を大人しくするしつけ方を教えていきます。
犬はなぜ吠えるのか?
前提として、犬は吠える生き物です。犬が吠えるのは理由があり、自身の状況や色々の情報を伝えるために吠えています。昔では猟犬や番犬として吠えることを生かしていたため、当時では大きく活躍していました。しかし、現在では愛玩犬として飼っているところが多く、吠える行為は、必要がなくなってしまいました。無意味に思える「無駄吠え」でも、そこには意味があり、それぞれの吠えているタイミングで適切なしつけが重要になってきます。
それぞれの吠えの意味
上記で述べた通り、犬の吠えにはそれぞれ意味がありますが、実際にはなぜ吠えているのかわからない時もありますよね。それぞれ意味のある吠えをいくつか紹介していきたいと思います。
要求吠え
犬は何かがほしい時や何かをしてほしい時など要求している時に吠えます。例えばご飯がほしいと吠えていた時にそのまま要求に応えてしまうと犬は「吠えればご飯をくれる」と思ってしまいそのまま要求を通し続けてしまうとだんだん歯止めが利かなくなってきてしまいますので要求吠えをしている時には応えないようにしましょう。また吠えていない時にご飯や散歩の時間を与えるといいでしょう。また、友達や家族でくつろいでいる時や他のことをしている時など何事もない時に吠えるのは「構ってほしい」という意味なのでこちらも無視しましょう。吠え止んでしばらくしたらご褒美をあげてみたり、一緒に遊んであげましょう。
警戒吠え
警戒吠えは主に恐怖心からくるものです。知らない人が近づいてきたり、散歩中にすれ違った犬などに吠えてしまいます。対処法としてはこの怖いことを楽しいことや嬉しいことだと認識を改めさせることです。人に対して吠えてしまう場合はおやつを準備しておきましょう。知らない人がおやつを与えれば「おやつをくれる人」と認識して吠えなくなります。これを繰り返すことによって慣れてきます。また、散歩中であれば、遠くにいる相手の犬を先に見せて、吠えなければご褒美をあげて、どんどん近づけさせるのもいいでしょう。また、相手側に見られて吠えてしまった場合は、視界を遮ったり、進路を変えてあげましょう。
痛みや病気による吠え
痛みによる無駄吠えはかなり緊急事態です。犬はとても痛みに強く滅多なことでは吠えません。犬の祖先は自分が捕食される可能性を減らすために我慢強くなったと考えられますが、痛みで吠えるというのは、よっぽどの痛みです。なので、犬の無駄吠えの原因が病気や怪我による痛みだと思われる場合は、すぐに動物病院に行きましょう。
また、投薬により、些細なことで吠えるようになったり、なにかしらの変化があればすぐに代替薬を打ってもらいましょう。また犬の老化により、認知症で無駄吠えや夜鳴きが多くなることもあります。目安として小型犬なら9~13歳、中型犬なら9~11歳、 大型犬なら7~10歳、 超大型犬なら6~9歳なので、これらを境に無駄吠えが多くなったら認知症の可能性があります。
まとめ
無駄吠えのしつけをする際に大切なことは、犬の要求吠えには絶対にこたえないこと、吠えている時は絶対に無視をすることが重要です。無駄吠えを減らすためのしつけを始めて、時間がかかってしまう犬もいますので、しっかりとその子に合わせたしつけが大事になります。飼い主のしつけ次第で犬は大人しくなることもあれば、ワガママになることもあります。なので適切なしつけをしていき、仲良く過ごしていきましょう。
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