ラブラドゥードルと生みの親の苦悩 新犬種の誕生の裏にあったモノ

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【ラブラドゥードル】という犬種をご存知でしょうか?
お散歩中たまに、「ずいぶん大きいプードルだなぁ…」というワンちゃんをご覧になったことがありませんか?
じつはあの【大きいプードル】こそ、【ラブラドゥードル】なのです。

今回の特集は【ラブラドゥードル】の生みの親ウォーリー・コンロン氏がオーストラリア放送協会のインタビューで語った内容について、解説していきます。

ラブラドゥードル誕生とコンロン氏の苦悩

実は後悔していた生みの親

「意図せず怪物を解き放ってしまった」
そう語ったのは、ラブラドゥードルの犬種としての生みの親であるウォーリー・コンロン氏。

オーストラリア放送協会のpodcastでインタビューに応じた形式です。

※以下引用
ウォーリー・コンロン氏(90)はオーストラリアの盲導犬団体に勤務していた1989年、ラブラドールとプードルの交配によりラブラドゥードルを生み出した。「パンドラの箱を開け、フランケンシュタインの怪物を解き放ってしまった」と振り返る。

引用元:CNNニュース

優秀な盲導犬を作ろうとした

元々ラブラドゥードルの交配は、盲目の女性の元に優秀な盲導犬を送り届けることが目的でした。

女性の夫が犬アレルギーを持っていた為、賢く従順なラブラドールと抜け毛の少ないスタンダードプードルを掛け合わせることをコンロン氏が思いついたのです。

優秀な両親から生まれた3頭のうち、アレルギーテストに合格した1頭を女性の元へ送り、残った2頭も将来を嘱望されました。

しかし、その後交配されて生まれたラブラドゥードルたちは、思ったような成果を上げることが出来ませんでした。
気性や期待された抜け毛の特徴など、個体によってバラつきが大きかったためです。

コンロン氏は、健康な子犬が産まれる確率は少ないと結論付け、警鐘を鳴らしています。

必ず良い所を引き継ぐわけではない

本来ラブラドゥードルは、親となる両犬種の優れた所を引き継いだ犬種としての可能性を求められていました。
しかし、コンロン氏の言う様に、それらは必ずしも目指した結果だけをもたらすわけではありませんでした。

ラブラドゥードルにみられる傾向の一つとして、 股関節形成不全や眼病が挙げられます。
これらはラブラドールやスタンダードプードルに共通で見られる症状です。
お互いの犬種が抱える弱い処を、意図せず子世代に引き継いでしまう可能性があるわけです。

この観点が、コンロン氏を大きく悩ませたところでした。
コンロン氏曰く、先天疾患のリスクを増大させる交雑は、推奨されるべきではないと強く語っています。

いま、我々の手に様々なわんちゃん達が、いろいろな犬種として寄り添ってくれているのは、自然繁殖以外に、人間が『より強く・より上部で・より賢く』という追及をしてきた面が確実にあります。

しかし、こうして裏で苦しむブリーダーさんの苦悩や苦労も、忘れずにいたいところです。

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