「お散歩中に愛犬に引っ張られてしまう」もしくは「歩かなくなって抱っこした」みなさんはこんな経験はありますか?
街中で良く見かける光景で、こんな悩みはみなさんだけではないはずです。
しかし、編集部の友人の家にいるおばあちゃんっ子のコーギーは、おばあちゃんのペースで歩き、おばあちゃんの井戸端会議に付き合っていました。
なにか秘密がありそうですね。
飼い主に付き合う犬は訓練されたのでしょうか、それともしつけられたのでしょうか?
今回は犬が人間を困らせないにはどのようにしたらよいか?というのをご紹介していきます。
犬の訓練としつけの違いは?
訓練とは「結果、犬が指示や命令に従う事」で、しつけとは「結果、犬が自分で行動をとる事」です。
言われてやるか、自分で考えて行動するかの違いになります。
言うまでもありませんが、訓練やしつけをすれば、愛犬は言う事を聞くようになります。
その訓練やしつけで大切になってくることは、ずばり「犬と人間の上下関係」です。
他の動物もそうですが犬も相手によって態度を変える生き物なのです。
みなさんも経験があると思いますが、家族の中でいつもお散歩に行きご飯をくれるお母さんを慕い言う事をきくけれど、普段家にいないお父さんが呼んでも来ないし、吠えたりする。
これは良くある話なのです。
犬はどのポジションにつくべきか?
犬と家族の上下関係において、犬はどのポジションにつくべきでしょうか?
犬と人間の関係は古くは5万年前からあったと言われています。
ここでいう犬とは、犬の祖先のオオカミのことです。
人間とオオカミは行動を共にし、お互いに利益を得ていました。
オオカミは優れた嗅覚と察知能力で獲物を探し、大きな獲物は人間が捕らえる。
オオカミにも充分な量の餌を分け与えて飼い慣らしていったのです。
オオカミが近くにいることにより、人間は夜の睡眠時間を伸ばしていくことが出来ました。
獣から襲われるのをオオカミが察知して人間に知らせてくれるからです。
人間とオオカミは一緒に暮らすことで繁栄していきました。これが飼い主と人間の主従関係の最初です。
なので結論から言うと、犬は家族の中で一番下になります。
人間の下につくことによって学習効果が出ると言われ、犬も飼い主との主従関係を学んでいくのです。
そのため、愛犬で大変な思いをしている場合には、まず上下関係をしっかり築く事が重要になります。
おばあちゃんはコーギーにしつけや訓練をしたのか?
結論から言うと、していないでしょう。ではなぜコーギーはおばあちゃんに身勝手な行動を取らなかったのでしょうか?
それは、そのおばあちゃん家族の全員が、コーギーを1番下の位置に置いていたからです。
だからと言って邪険に扱っていたわけでは決してありませんし、とても可愛がっていました。
現に筆者がかまうとコーギーは言うこと聞かないこともしばしばありましたが、おばあちゃんが「こらっ」と言うと犬はピタッと黙りました。
そのような上下関係がしっかりあると、人間と犬の関係性は良好なものとなります。
犬と人間の関係性において上下関係が大切だと言うことはおわかりいただけたかと思います。
しかし人間に置き換えると、なんだか上下関係って嫌ですね。
と思ってしまいますが、そこは擬人化せず接した方が学習効果も高まり、犬も人間も互いにストレスが少なく共生できるはずです。
犬との関係で悩んでいる方、まずは飼い主と愛犬の関係を見直してみてはいかがでしょうか?
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