今回はペットが迷子になった時や災害などに巻き込まれてしまった場合に役立つとされているマイクロチップについてご紹介させて頂きます。
犬をかっている皆さん、もし愛犬が散歩中や自宅の庭からいなくなってしまったらと考えたことはありませんか?
親切な人が見つけてくれたとしても、首輪に名前しか書いてなければ飼い主さんの元に返すことは難しいですよね?
今回は、もし愛犬がいなくなってしまった時に探すのに便利なマイクロチップについてのお話になります。
そもそもマイクロチップとは?

マイクロチップの大きさは直径2ミリで長さ12ミリ程度の円筒形となっており、獣医師が専門のイジェクター(チップの注入器)で犬や猫の体に埋め込みます。
*一般的には首後ろに装着します。
装着した、マイクロチップは記録された15桁の番号を専用の機械で読み取る事により、飼い主の情報と照合できるようになっています。
マイクロチップ装着の義務化

2019年6月12日に動物愛護法の改正が成立し、犬猫にマイクロチップの装着が義務化されました。
改正法の内容は、犬や猫の販売業者(ブリーダー)に対して、マイクロチップの装着と所有者情報の登録を義務付けるものになります。
登録情報は主に、飼い主の名前、住所、電話番号の情報を登録致します。
登録された犬猫を購入した飼い主には情報変更の届け出を義務付け、又既に飼っている飼い主に関しては装着の義務を課すものになっています。
マイクロチップ装着にかかる費用とは?
マイクロチップの装着にかかる費用は対応する病院によって変わりますが3000円〜6000円となっております。
またこれ以外に別途で登録情報として1000円程かかる場合もあります。
事前にどれくらいかかるのか、獣医師さんに相談するようにしましょう。
マイクロチップ装着によるメリット

① 迷子や災害時などで飼い主さんと離れ離れになってしまった犬を保護した場合の身元確認をする事ができる。
マイクロチップと聞くとGPS?と思われる方が多いのではないでしょうか?
主に犬に装着するマイクロチップでは身元確認用の登録情報しか分からないので注意が必要です。
② 飼い主の情報を登録する為、安易に犬を飼おうとしている人を抑制し捨て犬を防ぐ事ができます。
こちらは飼い主さんのメリットではなく、わんちゃん側のメリットとなっています。
近年のペットブームにより犬を飼う人が増えているなかで、それに比例して捨てられる犬の数も増えつつあります。
「いざ、飼ってみたら大変だった!」「もっと楽だと思っていた」など安易に犬を飼う人がいるので、そういった人達の抑制として飼い主登録情報はとても重要となってきます。
マイクロチップ装着によるデメリット

① マイクロチップは体内に装着するので痛みが生じストレスが発生する可能があります。
マイクロチップを体内に装着する時間はあまりかかりませんが、注射が苦手な犬や痛みに敏感な犬だとその刺激でストレスが生じる場合があります。
きちんと手術前に獣医さんと相談してから装着するようにしましょう。
② マイクロチップの登録情報を確認するには専用のチップリーダーで読み取る必要がある。
マイクロチップの登録情報の読み取りには専用のチップリーダーが必要となっておりますので、
迷子犬を保護した場合には、動物病院などで確認してもらうようにしましょう。
③ 飼い主の登録情報の更新が忘れがちになってしまう。
マイクロチップに登録する情報は状況に合わせて更新する必要があります。
主に、引っ越しした場合、名前や電話番号が変わった場合には変更するようにしましょう。
マイクロチップの埋没方法
マイクロチップは注射器の針よりも少し太い、チップを埋める器具で体内に埋め込みます。
基本的には首の後ろあたりに埋め込み、犬が痛みを感じることもほとんど無いのでストレスを心配することもありません。
マイクロチップの耐久年数は?
マイクロチップの耐久年数は約30年と言われています。
一度体内に埋め込むと電池交換なども必要なく、半永久的に使えて体内を移動することも無く安心して使用できます。
愛犬の持ち主を証明するのに今現在では1番の方法になります。
これから犬を購入しようと考えている方も、マイクロチップは個体を識別する上で役立ちますのでオススメです。
今回は最近、注目されている犬のマイクロチップ装着についてご紹介しました。
義務化により、今後マイクロチップの装着が必須となってくれますので是非活用してみて下さい。
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